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犬のワクチンについて

子犬も人間と同様にさまざまな伝染病に感染する恐れがあります。その伝染病を予防するためにワクチンがあり、それを犬に接種することが飼い主の義務でもあります。はじめて犬を飼う方には、「いつ?なぜ?」という方も少なくないようです。そこで、少しでもご理解いただけるように、カンタンではありますがご説明させて頂きたいと思います。

■ワクチン接種の時期
子犬は、母親の母乳を飲んでいるうちは移行抗体によって守られています。この抗体はあらゆる病気に対して免疫物質を多く含んでいます。(たまに母乳を飲む力のない弱い子犬が生まれる場合もありますが、その場合は免疫力が弱いために死に至ることが多いものです。)

ですが、生後3週間〜4週間ほどしますと母乳から離乳食に変わり、移行抗体も42日から150日で消滅してしまうのです。そのために移行抗体が切れた頃にワクチンを接種する訳です。

では、42日目に打てば良いのか?そんなことはありません。移行抗体が残っている内は、ワクチンを打ってもバウンドし抗体が作れないからです。従ってダメ元で、42日目から50日頃に1回目を打って、それから3週間〜1ヵ月後に2回目、さらにそれでも移行抗体が残っている場合もあるため、また3週間〜1ヶ月おいて3回目を打つ場合もある訳です。

■ワクチン接種の必要性
ワクチンは「万一に備えたもの」と言った方が正解かも知れません。 感染症は100%外部要因によるものだからです。感染源であるウィルスと接触しない限りは、発症することはあり得ないのです。

例えば最も恐いとされているパルボウィルスは、感染した犬の糞、嘔吐物、それに接触した人の手足などから経口感染するものです。しかし、発症するまでに潜伏期間(おおよそ1週間〜2週間)がありますから、気付いた時にはすでに手遅れで全滅したりする訳です。

上記のようにウィルスはいつどこで拾ってしまうか誰にも予測できません。ワクチンによる抗体は1年で切れてしまいますから1年後にまた接種しなければなりませんが、その接種をしていないために感染している犬との接触だって色々な場面で考えられます。

■感染経路
○空気感染 咳やくしゃみなどによってばらまかれたウィルスや細菌を吸い込むことによって感染
○母子感染 仔犬が母犬のお腹に入っている時に胎盤を通じて感染するものや、生まれてくる時に産道で感染するもの、母乳を飲むことによって感染するものなどがある
○経口感染 ウィルスや細菌のついてる物を舐めたり食べたりして感染

◇2種混合ワクチン 
ブリーダー段階でお届け前に接種するとしたら最低 このワクチンを打ちます。この場合、犬ジステンバー、犬パルボウィルス感染症の2種を言います。これが最も発症確率の高い恐い感染症だからです。

◇5種混合ワクチン 
犬ジステンバー、犬パルボウィルス感染症に加え犬アデノウィルス2型感染症、犬伝染性肝炎、犬パラインフルエンザを言います。子犬の状態により、初回はこの5種を選択する獣医が多いです。

◇8種混合ワクチン 
上記に3種追加されたものですが、この中には犬レプトスピラ病と言う人畜共通感染症も含まれています。現在では9種混合ワクチンまで整っています。その他にも、4種・8種などありますすし、料金も病院によって若干違いますが5000円〜8000円ぐらいです。詳しくは病院にお問い合わせ下さい。

以上は、現在一般的に行なわれている混合ワクチンです。これとは別に最も恐い、発症すると必ず死亡する人畜共通感染症でもある狂犬病があります。これに対しては狂犬病予防法で法定ワクチンとして、ワクチン接種が義務付けられており、犬を飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回受けなければなりません。また、これらのワクチン接種後には、激しい運動や移動、シャワーなども控えないとなりません。

大事な家族を守ってあげるためにも、毎年1回の接種義務を怠らないでください。