ドッグフードのAAFCO基準とは

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ドッグフードのAAFCO基準とは

ドッグフードを購入するとき、パッケージの側面などに成分表示などと並んで「AAFCO」や「ペットフード公正取引協議会」の文字を見たことはありませんか。
どちらもペットフードについて、さまざまな分類や基準、給餌法などのガイドラインを提示している団体です。

「AAFCO」はアメリカでペットフードの栄養素基準などを設定し公表している団体です。
全米飼料検査官協会の略称で、1906年に創立されました。
飼料の関係法令に関わることについて調査などを行い、指針を策定することや基準を作ることを目的としています。
会員には全米各州政府の動物飼料規則の担当部局や、全米食品医薬品局・FDA、カナダ食品検査庁・CFIAなどが入っています。
AAFCO自体は特定のペットフードを「認定」したり「推奨」したりするための組織ではありませんが、参加会員は、国や各州の関係法令の制定にも関わっています。
また、総合栄養食として販売されるドッグフードは、必ずAAFCO基準を合格していることが定められています。

とはいえ、現在ではアメリカ国内における獣医やペットオーナーは、「AAFCO」の表記を安全の価値としてみていません。
なぜなら、ドッグフードに含まれている栄養素について、至極当たり前のように基準をクリアしているものだと認識しているからです。
そのため、海外のスーパーで買う場合や、日本国内でアメリカのドッグフードを購入する際には、「AAFCO基準」という名前だけで選ばず、しっかりと品質について確認しておくことが大切です。
中には徳用として格安価格で販売されているケースや、袋に大々的に書かれている場合もありますが、見た目だけで全て判断してはいけないといえます。
特に原料や保存料・添加物などはペットへ大きな負担に繋がる可能性もあるため、飼い主がそれぞれの危険性を認識しておくことが大切です。

歴史が古いこともあり、AAFCOの栄養素基準は日本のペットフードにも影響を与えてきました。
そのため、日本で販売されているドッグフードのなかに「AAFCO基準○○」という表示が見られます。
これは、AAFCOが必要だといっている分だけ各栄養素を入れました、ということですが、直接お墨付きをもらったわけではないのでその点には注意が必要です。

一方、「ペットフード公正取引協議会」は日本のペットフード製造業者が集まった団体です。
関連法令などに準じて、ペットフードの表示などの規則を自主的に作っています。
任意団体ですので法的規制はありませんが、日本の業者の9割程度が参加していますので実質的な基準です。
また、ペットフードに関するFAQや原材料、添加物などについても資料を提供しています。

なお、欧州での栄養素基準で知られているのは、「FEDIAF・欧州ペットフード工業会連合」という1970年に設立された団体です。
ペットフードを始め、ペットとの暮らし方、関係法などの広報活動も行っています。

2008年、日本でもやっとペットフードに関する法律「愛がん動物用飼料の安全性を確保する法律(ペットフード安全法)」ができました。
ドッグフードを含むペットフードの規格や成分、表示方法などを定め、ペットの安全を守るためのものです。
所管の環境省のHPなどでは、種や成長に適したフードの選び方・与え方など見やすい資料も公開されています。


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